BBYの観葉植物 Discussion Note

観葉植物の生育環境や、育てかたについて考えたことを載せるブログです。

今年の振り返り〜書籍の紹介を添えて〜

年の瀬なので、今年を振り返る日記的な記事です。加えて、オマケ程度ですがオススメ本の紹介をします。

今年を振り返って

年末ですね。ブログを書き始めて、約半年経ちます。勉強した知識をアウトプットするために始めたのですが、自分のためとはいえ、閲覧数が増えると嬉しいもんです。始めたての頃は頑張って記事を書いても、内容がゴチャゴチャしてて空回り感 MAX。1日のアクセス数も“0”の日が多く「閲覧数を増やすために書いているんじゃないんだい!」なんて、変に意地を張っていました。笑
ありがたいことに、最近は植物ライト関連の記事を見てくれる人が増え、1日のアクセス数がだいたい“10”くらいになってきました。他の人と比べたらとても少ないのでしょうが、BBYからしたらかなりの進歩。
当初の目標は「週に1回記事をあげる」だったのですが、もう全然出来てないですな(⌒-⌒; ) まあそこまで気張らずに自分のペースで続けていこうと思うので、よろしくお願いします。(^^)

来年やってみたいこと

実験をしてみたいと思っています。今年得た知識をフル活用し、きちんと仮説を立ててできたら最高だなと。ただ、なかなか重い腰が上がらないっす。まずは今育てている植物を第一に、余裕ができたら実験!という感じになるかな。

それと、植物をタネから育ててみたい。
ドルステニア・ギガス、オトンナ・ユーフォルビオイデス、チレコドン系など、チャレンジしてみたい。夢は膨らみますなぁ。ムクムクと。とはいえ、私はまだまだ初心者。そこまで高価なものから始めないように気をつけます。笑

買ってよかった本の紹介

さて、年末なので、今年買ってよかった書籍を紹介します。参考文献として挙げたことのある本がほとんどですが、改めて。

BRUTAS特別編集 合本 新・珍奇植物

初心者の私にとって「BIZARRE PLANTS SURVIVAL MANUAL」という項目がとにかくありがたかった。水やり、置き場、冬越しなど、基本的なことが分類ごとに書かれています。
さらに、現地環境の写真も多く、買ってよかったです。

BRUTUS特別編集 合本 新・珍奇植物

BRUTUS特別編集 合本 新・珍奇植物

  • 発売日: 2020/04/15
  • メディア: Kindle
 

 

 新しい植物ホルモンの科学 第3版

この本、実は最近買いました。笑
あとで紹介する『テイツ/ザイガー 植物生理学・発生学』があれば必要ないかなと思っていたんですが、買って正解。
まず、かなり専門的で突っ込んだ内容。ホルモンの合成経路など、遺伝子名なども詳細に記載してあるので、ガチガチの理系の人にはピッタリです。
次に、読みやすい。編者が日本人なので、英語を和訳した時の違和感がありません。
そして、必要な情報を探しやすい。ホルモンに特化しているので、ページ数も180程度とコンパクト。欲しい情報がすぐに見つけられます。
最後に、各ホルモンの農園芸での役割が書いてあるのが良かった。珍奇植物にそのまま応用できるものはあまりありませんでしたが、ためになりました。

 

 

環境制御のための植物生理:オランダ最新研究

最新研究と謳ってるけど、もう3年前じゃん!なんて、寺田心ちゃん風に叫ぶ方もいると思いますが、研究成果が本になるには時間がかかるもんなんです。かね?笑

これまでの栽培方法を科学的知見から見直し、より効率的な方法を提案しています。より現場に近い実験から見出された手法は、珍奇植物の生育にも十分応用できそうです。

 

テイツ/ザイガー 植物生理学・発生学

私が大学生の頃から使っている本の最新版(第6版)。学生の頃使っていた第3版と比べると、情報量が大幅に増えています!この本を隅から隅まで目を通せば、植物のことがほぼ全て理解できるかも?と思えてしまうほどのボリュームです。笑

そして重要なのは、リファレンスがきちんと記載されていること。もう少し踏み込んで調べたい時に元の論文を調べることが出来るし、何より情報源が記載されているというのはかなり信頼できます。情報基盤社会といわれる現代。正しい情報を見抜くことはとても大事。

欠点もあります。英語の本を和訳しているため、多少読みづらいです。(--;) 更に分子生物学の知識がある程度無いと読むのに苦労するかもしれません。それを差し引いてもオススメです。一生付き合っていける本だと思います。

オークションやフリマサイトで第3版が多く出品されていますが、最新版の方がおすすめです。というのも、第3版のリファレンスに使われている論文が古いからです。科学は常に進歩しているので、古い研究結果が覆されることは少なくありません。

以上、おすすめの書籍紹介でした。

私自身理系出身で、植物の分子生物学を専攻していたため、ガチガチの理系本攻めになってしまいました( ˉ ˡˍˉ ) 

それでは良いお年を。