Agave titanota ‘Compacta’ の生育記録です。1ヶ月ごとに定点写真を撮り、成長の様子を記録しています。皆様の生育の参考になれば幸いです。
Agave titanota ‘Compacta’ について
Agave titanota といえばメキシコ原産ですが、 Agave titanota ‘Compacta’ は子株、もしくはクローンで増やしたものが市場に出回っているものと思われます。
また個人的に、Agave titanota "Compacta" は「titanota」というよりか「oteroi」のドワーフ(遺伝的に小さい)個体だと思っています。葉が青っぽいことと、鋸歯が大きいっていうのが理由です。*1
(↓こちらに 「titanota」と 「oteroi」の違いを書いてあるのでよろしければどうぞ。↓) bambooborny.hatenablog.com
名前の通り矮性個体(ドワーフ:小さい個体)なので、他の Agave titanota よりも小さいです。
アガベ系の生育方針
BBYが考えるアガベ系生育方針の要点は
- UVBをできるだけ照射する。
- UVBの照射量が多い時に水をやり、成長させる。
- UVBの照射量が低い冬は水をあげないようにする。
- 昼夜の温度差を大きくする。
- 耐寒性は5℃程度なので、最低気温が 0℃を下回る日は屋内に取り込む。
これらの要点を踏まえて育てたい。しかし、ここにある要点を全て揃えるのは難しいですねー。できるだけ網羅できるようにしたいところです。
生育記録
2021年2月末に地元の植物店で購入しました。そこから1年3ヶ月後の2022年5月末までの生育記録を記します。
1ヶ月ごとの様子を定点撮影し、各月の環境や水やりなどを一緒に載せています。各月の詳細は「◯月の詳細」から見ることができます。
※詳細な生育記録は3月の途中からとなっています。
※日照時間や降水量のデータは、住んでいる地域から少し離れた観測所からのものなので、実際の天候と多少ズレがあります。あらかじめご了承ください。
お迎え時の姿
2月末に地元の植物店で購入しました。
小さくて可愛い。しかし、葉の縁にはとてもイカつい鋸歯が。このアンバランスさたるやmini grammer の如し。
3月末のようす
4月末のようす
5月末のようす
6月末のようす
7月末のようす
8月末のようす
9月末のようす
10月末のようす
11月末のようす
12月末のようす
2022年 1月末のようす
2月末のようす
3月末のようす
4月末のようす
5月末のようす
まとめ
こう見るとかなり成長しました。まず、葉色が大きく変わりました。1年で色がかなり薄くなりました。
次に葉の形です。昨年は細長い葉をつけていましたが、成長するにつれ、丸くなってきています。
次に鋸歯の大きさについて。やはり新しく展開した葉ほど、鋸歯が大きいように思います。
ただ、葉の面積に対する鋸歯の割合としては、お迎え当時の方が高かった気もします。
最後に、最近の悩み。黒い斑点が随所に見られます。
これ何なのでしょう?詳しい方、教えていただけると非常に嬉しいです。
というわけで、約1年の成長記録でした。
参考
【論文】
Response of Phenylpropanoid Pathway and the Roleof Polyphenols in Plants under Abiotic Stress (A. Sharma et al., 2019)