BBYの観葉植物 Discussion Note

観葉植物の生育環境や、育てかたについて考えたことを載せるブログです。

Dyckia ‘Hotaka’ (ディッキア ‘ホタカ’)BBY 流の育て方 & 生育記録 Vol. 2

21年10月 〜 22年3月末までの生育記録

21年9月までの生育記録はこちら。

bambooborny.hatenablog.com

 

管理カレンダー

生育環境をまとめるとこんな感じでした。

21年10月〜22年3月の管理カレンダー

21年10月中は屋外で管理。
※屋外管理の際、雨が続くときなどは室内(植物棚 or 無LED & 無加温)に入れて管理しました。
11月から寒くなってきたので、日中のみ外に出して、夜は室内に取り込んでいました。
11/18 から完全に屋内管理に移行し、LED 下で管理しました。
2022年になってから、LEDの光量を少しずつ下げていきました。

各管理の詳細はこちら

屋外管理

ベランダの外側に 3 COINS の物干しを引っ掛け、

屋外管理で使用している 3 COINS の棚。

その上にシステムトレーを置き管理しています。2階なので、風通りは良いかと。

3 COINS の上にシステムトレーを載せて、その上に植物を置いています。

外側につけているので、日当たりも良好。季節にもよりますが、5~17時の間は直射日光が当たります。

 

屋内管理(室内の植物棚)

我が家の植物棚の風景。Dyckia ‘Hotaka’ は右端にいます。

 

2021年9月末のようす。
ここからどう変化したのでしょうか。

 

10月末
10月の詳細

屋外管理でした。下旬から一気に気温が下がりました。

10月の環境。日付が水色の日に水やり。緑色の網掛けは室内管理している日。

10月の日照時間と1日の合計降水量


〜〜〜その他の屋内環境情報〜〜〜
【使用LEDライト】 EnFun LED 120 W つまみを 3 にセット
【ライトとの距離】 鉢から 40 cm、中心から2 ~ 3 cm ほどズレた所
【PPFD 値(推定)】 500 μmol m-2s-1
【光照射時間】14時間 / 日
【水やり方法】腰水
【その他】卓上扇風機で送風
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気温がガクッと下がったからか、それとも水やり回数が減ったからか、はたまた根が詰まっているからか、思ったほど成長しませんでした。葉の伸長は鋸歯 2 ~ 3 つ程度。

11月末
11月の環境詳細
寒くなってきたので、日中のみ屋外管理を行いました。そして 18 日から完全に屋内管理に移行しました。

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11月の環境。日付が水色の日に水やり。緑色の網掛けは室内管理している日。

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11月の日照時間と降水量

〜〜〜その他の屋内環境情報〜〜〜
【使用LEDライト】 EnFun LED 120 W つまみを 3 にセット
【ライトとの距離】 鉢から 40 cm、中心から2 ~ 3 cm ほどズレた所
【PPFD 値(推定)】 315 μmol m-2s-1
【光照射時間】14時間 / 日
【水やり方法】腰水
【その他】卓上扇風機で送風
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気温が下がってきましたが、先月同様、鋸歯が 2 つ分ほど成長しました。

12月末
12月の環境詳細
11月に引き続き室内管理。パネルヒーターで 20 ℃ 程度に加温しているため、温度は安定しています。ただ、湿度は 50 % と低くなってしまいました。不安だったので、LED の光量を減らしました。

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12月の環境。日付が水色の日に水やり。緑色の網掛けは室内管理している日。

〜〜〜その他の屋内環境情報〜〜〜
【使用LEDライト】 EnFun LED 120 W つまみを 2 にセット
【ライトとの距離】 鉢から 40 cm、中心から2 ~ 3 cm ほどズレた所
【PPFD 値(推定)】 210 μmol m-2s-1
【光照射時間】14時間 / 日
【水やり方法】腰水
【その他】卓上扇風機で送風
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成長はさらに鈍化。葉の伸長は鋸歯 1 つ分でした。幸い葉先の枯れは見られませんでした。

22年1月末
22年1月の環境詳細

植物棚での屋内管理を継続。棚内の気温は 20 ℃ 程度と、相変わらず安定していますが、先月よりも湿度が 5 % ほど下がりました。

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1月の環境。日付が水色の日に水やり。緑色の網掛けは室内管理している日。

 

〜〜〜その他の屋内環境情報〜〜〜
【使用LEDライト】 EnFun LED 120 W つまみを 2 にセット
【ライトとの距離】 鉢から 40 cm、中心から2 ~ 3 cm ほどズレた所
【PPFD 値(推定)】 210 μmol m-2s-1
【光照射時間】14時間 / 日
【水やり方法】腰水
【その他】卓上扇風機で送風
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


この月もほぼ動きなし。葉は鋸歯 1 つ分ほど伸長しました。

2月末
2月の環境詳細

この月も屋外管理。湿度が更に下がり 42% になってしまいました。かなり低いので2/6 から LED の光量を下げました。外気温が少し上がった2/27から光量を下げる前に戻しました。

2022年2月の環境。日付が水色の日に水やり。
〜〜〜その他の屋内環境情報〜〜〜
【使用LEDライト】EnFun LED 120W
2/1 ~ つまみを 2 にセット 約 140 μmol m-2s-1
2/6 ~ つまみを 1 にセット 約 70 μmol m-2s-1
2/27 ~ つまみを 2 にセット 約 140 μmol m-2s-1
【ライトとの距離】高さ 50 cm、中心から 2 ~5 cm ほどズレた所
【光照射時間】14時間 / 日
【水やり方法】腰水
【その他】卓上扇風機で送風
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一気に緑っぽくなった気がします。この月も葉の伸長は鋸歯 1つ程度。

3月末
3月の環境詳細

わずかながらも暖かくなってきたので、3/2 から屋外で管理しました。終日、陽の当たる場所で管理。自作した棚に置いていたのですが、ある事件が起き、26日まで室内で養生させました。27日から再び屋外で管理しました。

22年3月の環境。日付が水色の日に水やり。緑色の網掛けは室内管理している日。

2022年3月の日照時間と1日の合計降水量

〜〜〜その他の屋内環境情報〜〜〜
【使用LEDライト】 EnFun LED 120W つまみを 10 にセット
【ライトとの距離】高さ 50 cm、中心から 2 ~5 cm ほどズレた所
【PPFD 値(推定)】約 1500 μmol m-2s-1
【光照射時間】14時間 / 日
【水やり方法】用土表面が乾いたら、鉢底から水が出るまで灌水
【その他】卓上扇風機で送風
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ある事件とは、、、。

3/5 に自作した棚が落下したのです。

自作した棚の骨組み。この上にツーバイ材を載せて棚にしていました。

組み上がった時は非常に嬉しかったので、骨組みの接合部に接着剤を付けないまま植物を置いていたのです。それが仇となったゆえの悲劇でした。

2階から落下した植物たちの鉢。

 

棚の上に置いていた D. ‘Hotaka’ も二階から落下しました。

2階から落下した D. ‘Hotaka’ 。
傷ついてしまったが、他の株に比べればまだ軽傷です。

右側がかなり傷ついてしまいました。ただただ悲しい、、、。絶対に復活させようと決意するのでした。

振り返り

成長を振り返るとこんな感じでした。

左:2021年10月末  右:2022年3月末

6ヶ月あったのにこの成長量。成長の鈍化が凄まじい。そして葉色が緑になりました。
来春に子株を収穫しようと思っていたのに、まさか親株を傷つけてしまうとは、、、。

ちなみに各月のようすをまとめると、

21年10月~22年3月 の成長まとめ

どの月も同じような見た目でした。やはり根が詰まっているのか、それとも寒さなどで成長が抑えられてしまったのか、、、。いろいろ考えられそうですが、とりあえず来春は養生後に植え替えをしようと思います。

その後の記事はこちら

 

bambooborny.hatenablog.com

 

参考

【Enfun LED 120W のPPFD 推定方法】
(例:高さ 40 cm つまみを 5 にセットした時)

カタログには
高さ 30 cm の時、中心付近は 1790 μmol m-2s-1
と記載されている。

距離の二乗分 光量は減るので、
30 cm → 40 cm (1.3 倍)
1790 ÷ 1.3 ÷ 1.3 = 1059 μmol m-2s-1

つまみの 10 を 100 % として計算
つまみを 5 にセットした時は
1059 × 0.5 = 約 530 μmol m-2s-1