Dyckia ‘Red Wing’ について
Otto bromeliad 作出のハイブリッドです。BCR 未登録品種であるため、系譜は不明です。
特徴
‘Little Wing’ 同様、名前に「Wing 」の付く、いわゆる「Wing シリーズ」です。
成長しても大きくならないのは ‘Little Wing’ と一緒です。
名前に「Red」が付きますが、葉色は基本的に緑でツヤ葉です。ただ、所々赤くなるところがあります。そのための Red なのでしょう。
葉の縁にトリコームが載り、白く縁取られていてカッコイイ。Dyckia ‘Z’ GOK’ みたいな感じ。鋸歯と葉の境界がくっきりしているのも美しい。
‘Little Wing’ よりも鋸歯は小さいですが、コントラストがはっきり分かれるので、存在感あります。
生育記録 (22年4月~22年9月末まで)
定点撮影をして各月の様子を撮影しました。気温、湿度も記録を取り、成長度合いと環境の相関があるかを調べられるようにしました。
管理カレンダー
生育環境をまとめるとこんな感じでした。
22年4月20日にお迎え。 AMATERAS LED 反射板無しで管理。
4/28 から2時まで日の当たる場所で管理。
5/22 から終日、陽のあたる場所で管理。
※屋外管理の際、雨が続くときなどは室内(植物棚 or 無LED & 無加温)に入れて管理しました。
4月末
5月末
6月末
7月末
8月末
9月末
振り返り
成長を振り返るとこんな感じでした。
恐るべき成長スピード!同じ Wing シリーズの ‘Little Wing’ よりも仕上がっている感じで最近かなり気に入っています。
どうして仕上がりに差が出るのでしょうか。
なんとなく感じているのは「子株の有無」。
9月末の段階で、
‘Little Wing’ は子株が 7 つ付いていたのに対し、
‘Red Wing’ は子株が 0 でした。
もちろん品種の差もあるため、断言はできませんが、子株が無い方がカッコよく育ってくれるのかもしれません。今後も観察を続けていこうと思います。