Tylecodon pearsonii (チレコドン・ペアルソニー)の生育記録です。
「まだ育てたことないけど、育ててみたい!」
「育て始めたけど、みんなどう管理してるの?」
なんて方に向けて書いています。正直、BBY も手探りです。笑
ただ、できる限り細かく書いたつもりですので、参考にしていただけると幸いです。
生育方針については前回の記事をご覧下さい。
成長の概要
まずはこちらをご覧ください。3月~10月の写真をまとめて動画にしてみました。
いくつか気になるポイントがありますねー。
- 3~4月に一度葉が枯れ、幹のシワがなくなる。
- 5~7月にかけて、葉が成長する。
- 8~9月に葉の元気が無くなる。
- 9~10月で新葉が出始める。
ポイントごとに詳しく書いていきます。
幹のシワがなくなった 3 ~ 4 月
お迎え当時 3月20日
ネットオークションで発根済み(?) と書かれているものを購入しました。
3月末
最高気温は 30 ℃ 付近、
最低気温は、15 ~ 20 ℃の間。
湿度は約 50 ~ 60 % 程度。
水やり回数は 2 回ですね。室内管理なので、毎日安定した環境でした。
※ その他の環境情報に関しては、10 月末まで一緒なので、3 月以降は省略します。
葉に大きな変化はなく、無事発根していると思い、4月1日に屋外管理に移行したのでした。
4月末
暦の上では春ですが、まだまだ夜は寒く、気温差が激しかった 4 月の屋外。
屋外の最高気温は20 ~ 25 ℃ 程度、
最低気温は 5 ~ 10 ℃ でした。
気温差のせいか、それとも夜の低温のせいか、
写真のように葉がどんどん赤くなってしまいました、、、。
心配になり、19 日に屋内管理に戻すことに。
屋内の最低気温は15 ℃ 付近、最低気温は25 ~ 30 ℃ 辺りでした。
葉は枯れてしまいましたが、良いことも。
幹にハリがでました\(^o^)/
外の厳しい環境に置かれたことで、pearsonii ちゃんが「急いで根を出さなきゃ!」とか思ったのかな?
葉が枯れた原因を考える
考えられる原因は 2 つ。
- 直射日光に耐えられる、根を張れていなかった
- 4 月の最低気温が低すぎた
1. について。
直射日光に当てていたのですが、十分に根を張れていなかったのでしょうか。
日差しの強さに対して給水が追いつかず、葉がダメージを受けてしまったのかもしれません。
2. について。
4/11 は 5 ℃ を下回っています。前回書いたように、Tylecodon pearsonii の耐えられる低温は 5 ~ 8 ℃ です。
流石に発根したかどうかわからない個体を、いきなり寒すぎる場所に置いたのは、悪手だろ 蟻ンコ だったかも。
葉が勢いよく成長した 5 ~ 7 月
この時期は本当によく葉を出しました。ずっと室内で管理していましたが、
成長スイッチが確実にオンになったようでした。
ただ、外に出して一度失敗しているため、怖くて外に出せませんでした。
月ごとの大きな変化は無いので、それぞれ簡単に触れる程度にします。
5月末
最高気温は 25 ~ 30 ℃ 付近、
最低気温は、20 ~ 25 ℃の間。
湿度は約 50 ~ 60 % 程度。水やり回数は 6 回でした。
いろんな場所から出ていた葉は枯れてしまい、
残った葉が、なんとか成長を再開しました。
冬型とはいえ、この環境は居心地が良かったみたいです。
6月末
最高気温は 25 ~ 30 ℃ 付近、
最低気温は、25 ℃ 付近。
湿度は約 60 ~ 70 % 程度。水やり回数は 7 回でした。
5 月と比べ、最低気温が上がってきた感じです。
湿度も約 10 % ほど上昇しました。
うちの白象ちゃんは相変わらず元気。花芽も伸ばし始めました。
7月末
最高気温は 30 ~ 35 ℃ の間、
最低気温は、25 ℃ 付近。
湿度は約 70 % 程度。水やり回数は 4 回でした。
6 月よりも、最高気温が1段階上がったようでした。
30 ℃ を超える温度帯は、自生地の乾季と一緒です。
葉っぱの伸び方がなんとなく不健康そうですね。葉の先端が少し黄色くなっています。
葉の元気がなくなり始めた8月
最高気温は 30 ~ 35 ℃ の間、
最低気温は、25 ~ 27 ℃ 。
湿度は約 70 % 程度。水やり回数は 6 回でした。
7 月と同様、自生地の「乾季」のような温度帯ですね。
流石に、休眠スイッチが入ったような感じでした。
もし、屋外管理していたら、日光で植物体の温度が上がり、ゴリゴリに休眠していたでしょう。
7 月末に黄色くなっていた葉の先端は、明らかにその面積を増やしています。
葉も変なうねり方をしていて不健康そのもの。
ですが、こんな時に外に出したら確実に休眠してしまうし、仕方なく室内管理を続けました。
新芽が出始めた 9 ~ 10 月
9 月末
最高気温は 25 ~ 30 ℃ の間、
最低気温は、20 ~ 25 ℃ 。
湿度は約 70 % 程度。水やり回数は 7 回でした。
9 月になって一気に気温が下がりました。
最高・最低気温がそれぞれ 5 ℃ 程度下がっています。
この気温低下が原因なのか、
新葉が出てきました!
しかも 9 月の温度帯は、勢いよく葉を繁らせていた 5 月に近いんですよね。
Tylecodon pearsonii は 5, 9 月の温度帯が好きなのかもしれません。
10 月末
10/1 ~ 15 までは、
最高気温は 25 ~ 30 ℃ の間、
最低気温は、20 ~ 25 ℃ 。湿度は約 70 % 程度。
ですが、
10/16 以降は一気に気温が下がっています。
最高気温は 20 ~ 25 ℃ の間、
最低気温は、15 ~ 17 ℃ 。湿度は変わらず約 70 % 程度。
このような気温の低下もあったからか、新葉が急速に成長しました。
10 月末に屋外管理に移行しました。
まとめ 〜 7 ヶ月間生育して思ったこと 〜
本記事のまとめとして、思ったことを羅列してみます。
- 前回の記事通り、4 ~ 5, 10 月は調子が良い。
少なくともこの時期の温度帯で発根したと思われる。 - 最高気温が25 ~ 30 ℃の時、
もしくは、最低気温が 20 ℃ 付近の時、よく成長する。
この温度帯になると、休眠スイッチも解除される? - 逆に 30 ~ 35℃ の日が続くと、休眠のスイッチが入る?
こんな感じでしょうか。まだまだ経験不足ですねー。Tylecodon pearsonii を上手に育てている方からのアドバイス待ってます!
とりあえず、元気に育ってくれているので、
あたしゃあ嬉しいよぉ。