今回は Dyckia 'All Star' の生育記録です。今まであまり紹介してきませんでしたが、実はディッキア好きでして、うちの植物の中でも1大派閥なんです笑 育てるのはまだまだヘタクソなんですけどね^^; このブログを通じて少しでも上達できていけたらいいなと思っております!
Dyckia 'All Star' について
国際ブロメリア協会登録品種。
(種子親)Warren F2
×
(花粉親)Heaven and Hell
私の中で、交配種ディッキアといったらこの'All Star' です。
理由は
- 適度な大きさの鋸歯
- 適度な葉の長さ
- 適度にいい色合いの葉色
どの特徴をとっても「スタンダード」な感じ。全ての特徴がスタンダードにまとまっているところに優等生的な魅力を感じます!
Dyckia 属の生育方針
まだまだ経験が浅いので、現状1番いいと思う生育方法を書いていきます。
光量
Dyckia 属の原産はブラジルだそうで。ブラジルは日本と比べてもかなり日差しが強そうなので、可能ならできるだけ高光量で育てたいところ。PPFD=400 μmol m-2s-1以上が理想ですが、暗い所で管理していた直後は 100 μmol m-2s-1 程度の方が良いです。
いわゆる「養生」というやつですね。別のディッキアを育てていて、養生の大切さを実感しました^^; 今は品種によっても許容できる光量が異なるんじゃないかと思っています。
日照時間に関してはなんとも言えないところですが、Dyckia 'All Star' は基本的に屋外管理のため、現在は9~11時間となっています。
水やり頻度
用土の表面が乾いたら鉢底から水が溢れるまで水やりをします。水をあげる際は、株上からあげずに用土に水をかけます。
株上から水をあげると、
- トライコームが剥がれてしまうらしい
- 成長点に水が溜まった状態が続くと良くないらしい
ということがあるらしいです。ホントかな?笑 ネットの情報なので、そのうち自分で試してみます。
さて、「ディッキアは水が好き」というのはよく聞く話ですが、本当にその通りだと思います。
水やりを控えていると、葉が暗い紫→ 明るい赤になったり、葉が丸まったりします。そのまま放置していると、葉先から枯れてしまいます。
温度
以前、ディッキアの耐えられる低温について書いたことがあります。
この記事内では、
Dyckia 耐えられる低温 = -3 ℃
と記述しています。-3℃というのは色々な条件を満たした時に限るようなので、実際はもう少し余裕をみて5℃ 程度がいいと思います。それにしてもかなり強靭ですな!厳冬期には室内に取り込んだり、加温するなど対策をすれば問題ないと思います。
お迎え時の姿 ~ 2月末までの生育記録
7月27日にお迎えしました。某フリマアプリで鉢ごと購入しました。
【使用鉢】スリット鉢
【用土】赤玉土 : 日向土 : ゴールデン培養土ペレット =5:3:2 でしょうか?
既に All Star の雰囲気が出ています(^^)
8月に入り、梅雨が明けたときから外で管理していました。10月末までは一切遮光せずに日光をガンガン浴びせていました。用土表面が乾いたら数日後に、株元から水やりをしていました。今考えると、かなりしめた生育方針でしたね。
10月中旬あたりから、夜は室内に取り込んでいました。
下の写真は 10月末のようすです。トライコームがガシガシ載った葉をつけています。
11月に入ってからは完全に屋内管理に移行しました。
11月は室内温度も15℃程度だったので特に問題はなかったのですが、12月~2月は室内でも最低気温が0℃付近になる日が多く、ほとんど水を与えずに管理していました。
理由としては、
- しまった姿を目指していた。
- 冬場の水やりで調子を崩してしまうのが怖かった。
というのがあったんです。しかし、これが失敗でした(--;) 別記事で書こうと思いますが、多くのディッキアがこじれるという悲惨な状態になってしまいました。 ただ、All Star はそこまでダメージを受けることなく冬を乗り越えてくれました。
3月の生育記録
生育環境
【使用LEDライト】 EnFun 120W LED ライト
【ライトとの距離】 鉢から 30 cm、中心から5~7 cm ほどズレた所
【PPFD 値(推定)】 約1000 μmol m-2s-1
【光照射時間】14時間 / 日
【水やり方法】用土表面が乾燥したら、鉢底から水があふれるまで水やり
3月末のようす
間違った冬管理のせいでかなり水を切らしていたため、3月中旬から中心点が動き出した感じがします。それにしても、新しく出来た葉にはトライコームがあまり載っていないんす。これは、、、。そのうち記事にしたいと思います。
4月の生育記録
生育環境
日照条件
4月末のようす
4月は雨ざらしで外管理していた日が2日ほどありました。トライコームがバリッと取れてしまうことはありませんでしたが、鋸歯についているトライコームが一部剥がれてしまいました。
1日雨ざらしにしても腐ったり、調子を崩すことが無かったというのは大きな収穫でした!成長点に水が溜まったとしても、次の日に乾いてしまえば問題なさそうです。これからの梅雨の季節は湿度が上がります。成長点に溜まった雨水が乾くのに時間がかるため、梅雨時の雨ざらし管理は注意が必要だと感じました。
3月と4月の比較
写真を比較すると、成長点が動いているのがよくわかります。今のところ大きな問題もないので管理自体にミスは無さそうです。
これからの梅雨、室内管理が増えると思いますが、どう成長していくか楽しみです!