Dyckia ‘Hotaka’ について
Bromeliad Cultivar Register 登録品種。
BCR Bromeliad Cultivar Register>
大きな鋸歯を持ち、赤みがかった栗色の葉に細かいトリコームが載る、とても上品な個体です。作出者が日本の穂高岳をもとに命名した、名前もおしゃれなやつです。
交配内容は以下の通り。
‘Quantum’ と ‘Keswick’ はどちらも交配元がわからず。個人的に大好きな交配内容です。確か D. ‘Kaguyahime’ も同じ交配だったと思います。*1
では特徴を見ていきましょう。(2022年12月時点での特徴を書いています。)
鋸歯は正三角形に近いですが、尖っている部分が少しすぼまっています。
全体的にトリコームが載っています。鋸歯と葉の間にはトリコームが多く載り、綺麗です。
株の大きさは、成熟株で直径 25 cm だそうです。
Mature, open rosette to 25cm. diameter in strong light.
(強光下での直径は 25 cm です。)
我が家のD. ‘Hotaka’ は直径10cm程度で、BCR の掲載内容よりも小さくなっています。
もしかしたら、これからもっと大きくなるかもしれないです。小型でとても美しいDyckiaです。
生育記録 (21年4月~22年9月末まで)
定点撮影をして各月の様子を撮影しました。気温、湿度も記録を取り、成長度合いと環境の相関があるかを調べられるようにしました。
管理カレンダー
生育環境をまとめるとこんな感じでした。
21年4月9日にお迎え。AMATERAS LED で管理。
しかし、葉色がかなり悪くなってしまったので、
4/20 以降は、LED から遠ざけ光量を下げて養生管理。
5/5 に植えかえ。引き続き、養生管理。
5/23 以降は、LED に近づけ、室内管理。
6/1 以降、基本的に屋外管理。
※屋外管理の際、雨が続くときなどは室内(植物棚 or 無LED & 無加温)に入れて管理しました。
4月末
5月末
6月末
7月末
8月末
9月末
振り返り
お迎え初日と9月末を比べるとこんな感じ。
半年でかなり成長しましたねー。新たに展開した葉は10枚以上。鋸歯は比較的大きくなり、鋸歯と葉の間にもトリコームが濃く載るようになりました。子株もたくさんつきました。
5月以降、かなりのスピードで成長していることがわかります。ただ、8〜9月はそれ以前よりも成長が緩やかになっています。もしかしたら、根が成長しすぎて、鉢がパンパンになってしまったのかも。
今後も経過を観察していきます。
参考
BCR Bromeliad Cultivar Register>
Dyckia Kaguyahime (Quantum x Keswick)(#PSA051) Panus Hybrid | Panus Japan